2021年7月12日月曜日

夏こそ葉物は貴重


 















当店の最古契約農家さんの西村さん。

メインは稲作なんですがそのかたわらで無農薬で小松菜を栽培されています。

稲作の忙しい時期、特に田植えのシーズンである初夏は小松菜はお休みになりますが

それ以外のシーズンはほぼ当店の小松菜を担当してくださってます。


毎年この時期になると各店の売り場から無農薬の小松菜が少なくなっていきます。

農業における定説ですが夏は気温が上昇し、虫害の確率がグッと上がります。

こと葉野菜に関しては様々な虫が大好きな部類ですので

安定して収穫量を確保するためにはお薬に頼るタイミングが

必要な場合が多いのが事実です。


栽培する前から見えてる収穫量のリスクを度外視してまで

無農薬栽培にトライする農家さんは少ない分、夏季に無農薬葉物が

市場に出回るのはなかなか貴重です。
















夏の葉物栽培のポイントは何と言っても収穫のタイミング

気温が高いと葉物はドンドンその丈を伸ばしていきます。

今日はまだ収穫するには少し短いかな?と思っていても明日になれば

規格外になるほど育っていたりするんです。

そうなると筋張って固くなり非常に食べづらい状態になってしまいます。

一株一株目を配り、収穫のタイミングを逃さないよう

西村さんも日々、小松菜の管理を徹底されています。
















リスキーな夏の栽培だと分かっていますが

努力と工夫次第で無農薬で美味しい小松菜が栽培できる。

ならばやろうじゃないかという農家さんの心意気に共感すると共に

夏でも無農薬で葉物を皆様に提供出来る事に感謝したいなと思います。


ちょっとした豆知識ですが

ほうれん草より小松菜の方が鉄分が豊富なんです。

その他にも体作りに必要な栄養価が豊富です。

毎年夏バテする方は積極的に小松菜を始めとしたお野菜を

食べてみてください、当店スタッフは体調不良で欠勤した事がありません。

これもお野菜のパワーだと思います。

これからの季節はお浸しにしたり冷たい麺類の具材にしたりと

普段のメニューにも取り入れやすいお野菜だと思うので

夏の体づくりの為にも是非、小松菜を召し上がってみてくださいね。

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